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クリニック看護師の給料や福利厚生ってどんな感じ?病棟との違いや向いている人とは?

「クリニック勤務ってどんな感じなのかな?病棟と比べて楽?きつい?」

「クリニックの看護師って給料面はどうなんだろう?福利厚生は?」

「どういう人がクリニック勤務に向いているんだろう?」

転職活動中の看護師さんなら、こんな疑問をお持ちの方も多いと思います。

就職してみないとわからないようなクリニック勤務の実情を、実際に勤務した経験からお伝えしていきます!

目次

クリニックで勤務するメリット

夜勤はなく、日曜・祝日が休みであることが多いため生活リズムが安定する

クリニックは多くの場合、日曜・祝日がお休みであることが多く、夜間診療などもほぼありません。

シフト制の病棟勤務などと違い夜勤がなく、生活リズムは安定しやすいです。

休診日が決まっているため予定が立てやすく、体力的は辛さは病棟勤務に比べて少ないと考えられます。

中抜け(午前診と午後診の間)の休憩があることも多く、家事や育児との両立もしやすい環境といえるでしょう。

残業が少ない

病棟勤務に比べて残業は少ないところが多いです。

勤務時間内に物品の整理や掃除まで行うことが多く、ほぼ時間どおりに終業できます。

難しい医療技術や看護技術は要求されないことが多い

クリニックでの主な看護師業務は、医師の診療補助となります。

採血や点滴などの基本的な処置さえできれば、クリニックでの勤務は可能なことが多いです。

眼科や小児科など、専門的な知識が必要とされる場合でも、入職後に少しずつ身につけていけるものがほとんどです。

また病棟と比べると患者さんの症状の軽い場合が多く、特に命に関わるような場面も少ないため、精神的負担も少なくなります。

地域密着型でアットホームな雰囲気で仕事ができる

クリニックの多くが医師と看護師、受付スタッフなど少数人数で構成されており、、患者さんもかかりつけとして定期的に通っている方がほとんどですので、アットホームな雰囲気で落ち着いて仕事に取り組めます。

患者さんも「いつもの看護師さん」であれば相談しやすく、看護師もゆとりを持ってと患者さんと関わることができます。

クリニックで勤務するデメリット

病棟勤務に比べ、年収が下がる場合が多い

厚生労働省の「第23回医療経済実態調査」によるとクリニック看護師の平均年収は約379万円で、他の職種と比べると平均年収が70〜200万円程度低い傾向があります。

一般的な病院で働く看護師の平均年収は約505万円でした。

また、助産師の平均年収は約585万円で、保健師は約482万円、介護施設で勤務する看護師の平均年収は約445万円です。

(参照:日本看護協会「2022 年病院看護・助産実態調査報告書」)

クリニック以外で働く看護師の方が年収が高くなりやすいのは、残業の多さや夜勤手当、特殊な業務に対する手当などが関係していると考えられます。

少人数のため、急な休みがとりにくい

少人数のスタッフでアットホームであることはメリットにもあげましたが、人数が少ないために急な欠勤などには対応できないことも多く、休むスタッフがでた場合には、業務に支障がでたり周りのスタッフに大きな負担がかかります。

スタッフが少なく距離が近いので、人間関係でなにか問題が起こったときは逃げづらいのも事実です。

また院長が独自のポリシーを持って運営している場合は、院長との相性がとても重要になります。

小規模クリニックの場合、福利厚生が不完全な場合がある

フルタイム勤務であれば、社会保険にすべて加入することになります。

パート勤務であっても、週の所定労働時間が30時間を超える場合は社会保険に加入すると考えて概ね問題ありません。

ただし、法人化されていないクリニック(個人事業主の診療所など)では社会保険の加入義務がなかったり、厚生年金が適応されない場合もあるので、事前にかならず確認しておきましょう。

求人票に、社会保険に関して記載されていることがほとんどですが、面接時などに加入要件について確認するとよいと思います。

社会保険に加入していないと、育休や産休の取得ができなくなる上に、将来の年金額も減少してしまうなど、のデメリットもあるので注意が必要です。

看護業務以外の雑務がとても多い

クリニックでは診療補助や採血・点滴、患者指導などの看護師業務のほかに、

受付業務、電話対応、カルテ整理、器具類の消毒、備品・物品の在庫管理や発注、清掃、など、

たくさんの業務をこなす必要があります。

クリニック看護師のタイムスケジュール

私が以前勤務していた内科クリニックの午前診察のタイムスケジュールをご紹介します!

8:00 

出勤、着替え。

院長に挨拶して勤務開始。診察室、処置室や点滴室のセッティング、物品補充や採血や点滴の準備。

8:10

患者さんが来院されたら、医師に指示を確認しながらバイタル測定や採血、点滴実施。

必要に応じて内服や食事指導、インスリン自己注射など説明、カルテ入力など行う。

受付スタッフが少ない時には受付業務も手伝う。(受付、電話対応など)

ほかの看護師と協力して、診察室補助と処置を分担していく。

午後診察の予約確認やカルテ準備、ワクチンの準備・予診票の確認。

健診患者さんの検査(心電図や計測も含む)や問診票記入の確認や説明。

10:00

スタッフ交代で、10分程度の休憩をとる(忙しくて休憩できないときもあります)

11:30

午前中の診察受付終了。

院内にいる患者さんのフォローをしながら、物品補充、点検、発注業務を行う。

曜日によって、点滴ベッドのシーツ交換やタオル類の洗濯、床や棚の掃除。

12:00

すべての患者さんの診療が終了したら、診察室や処置室の片付けを行う。

勉強会などがある場合は、診療終了後の時間から行われるため、プロジェクターなどの準備。

12:30~13:00

勤務終了。着替え。午後診察がなければ終了。

午後診察があれば15:30までは中抜けの休憩になります。おつかれさまでした!

クリニック勤務に向いているのはこんなひと!

仕事とプライベートを両立させたい

クリニック病棟勤務と比べ、残業も少なく夜勤もありません。

曜日固定で休みが決まっていることも多く、プライベートの時間を優先しながら働きたいひとにぴったりです。

家事や育児との両立も、しやすい環境だと思います。

精神的・肉体的負担の少ない環境で働きたい

病棟で起こるような急変や、重症患者さんの看護のような精神的負担はあまりないと言っていいと思います。

ゆったりと業務に取り組めるため、病棟勤務に比べると負担は軽減されます。

かかりつけ患者さんとの関係を築きながら、在宅での支援や指導につなげられることは、とてもやりがいを感じられると思います。

やりたい分野だけに集中したい

クリニックはある程度診療科が絞られているので、自分の好きな分野に集中して働くことができます。

例えば眼科クリニックであれば、眼科の分野のみ。整形外科クリニックでは整形外科分野の看護に集中できます。

業務としての雑務は多いですが、一つの分野に集中して学べることはメリットといえるでしょう。

クリニックや院長の方針に沿って柔軟に自分を高めていける

病棟での勤務・業務とは違う点が多いため、最初は戸惑うこともあるかもしれません。

どの職場への転職でもそうですが、ある程度その施設の方針やポリシーがあるため、それに沿って柔軟に対応できるような心構えが必要です。

新たな発見や新しい経験は、きっとあなたの糧になります!

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